恒例『ワークパル上越』主催、当社代表ファイナンシャル・プランナー藤野茂樹が講師を務めるライフプランセミナーの4回目を開催いたしました。
今回のセミナー内容(介護に関るお金のあれこれ)を講演するのは初めてだったので、どのくらい参加者がくるのか不安もありましたが・・・悪天候にも関わらず多数の方にご参加頂き誠にありがとうございました。
藤野の言葉にも熱がこもります!!
現在の日本人の平均寿命は男性は約79歳、女性は約86歳、日本は世界でも有数の長寿大国になりました。対して子供の数は「晩婚化」「未婚化」などの進行もあり、出生率は低下しています。
その結果少ない人数で高齢者を支えることになり、1950年には現役世代約12人で1人の高齢者を支えていたのが、2010年には約2.7人に1人まで低下し、2050年には、1.3人で1人を支えるようになる事が予想されています。
これにより社会保障の見直しが続いており、これからは
自分の事は自分で守らなくてはならない時代になってきています。
みなさんメモをとりながら、真剣に耳を傾けています。
公的介護保険で、要介護・要支援と認定されている方は2009年4月現在で約468万人。
なんと、公的介護保険がスタートした2000年と比べ、約250万人も増加しています。
65歳以上の6.2人に1人、75歳以上の3.4人に1人が要介護等と認定されています。
介護は他人事ではありません。介護に対する不安はとても高いものの、経済的準備をしている方は半数にも満たない状況です。
介護に関る経済的、時間的な負担は要介護度が進むほどご家族への負担は大きくなります。
後半は公的介護保険のしくみから入り、要介護認定までの流れから要介護度と受けられるサービスをご説明しました。
施設サービスとそれにかかる費用は地域や施設ごとに金額に幅がありますが、老後資金は介護にかかるお金も含めて考える必要があります。
正しい知識や情報を持ち、自身の公的年金を把握する事や、介護ローンの利用、民間介護保険に加入しておくなど時間を味方につけて早い段階から準備しておく事が大事です。
最後に藤野から『子供に親孝行という名の不幸を背負わせない』という言葉をおくらせて頂きました。
1時間半の講演では伝えきれない部分もありましたが、今後の参考になれば幸いです。
ご参加いただきましたみなさま、熱心に聞いていただきありがとうございました。
またご質問やご相談等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。