生命保険
概要
一家の大黒柱であり、家計の担い手である夫の保障は、亡くなった時に残された家族が生活に困らないように準備しておく必要があります。
遺族年金などの公的保障はあるもののそれだけでは不安です。残された家族の経済的な安定のためにも、家族ができたときから考えておく必要があります。

生命保険とは
生命保険とは事故や病気などによって、死亡・高度障害になった場合に、経済的損失のリスクに備えて、人にかける保険のことです。
妻子を支えている夫はもちろん、共働きなら妻にも必要な保障で、扶養家族が多く、貯蓄の少ない家庭ほど必要性は高くなります。
生命保険に加入する目的は人それぞれですが、生命保険に加入することで、万一の場合の葬儀代、家族の生活費、将来の子供の教育費など経済的損失を補うことができます。
別の手段として貯蓄がありますが、自己管理で貯蓄をしていくのは難しい場合もありますし、貯蓄が溜まっていない状態で万一のことがあると、経済的損失を補えないケースもあります。
このように生命保険は、自分はもちろん、家族の生活を守る手段の一つなのです。自分や家族にとって必要な保障は何なのかを考え、生活に合った保障を選んでいくことで、安心した生活を送ることができます。
必要保障の考え方
生命保険の加入目的は家庭によってそれぞれ違いますが、大きく分けて以下の目的があります。
■遺族保障・・・・・残された家族がその後の生活の困らない為の経済的な備え
■死亡時の一時的な支出・・・葬儀代費用、家族の生活の立て直し資金
※その他、病気やけがで入院した場合の入院保障などありますが、ここでは死亡保障の考え方について記載させて頂いております。医療保障についてはこちら
目的が決まったら、次に考えるのは、その目的ごとに「どれくらいの保障額が必要なのか」ということです。
(遺族保障の場合)
現在の家庭の収入をベースに考えます。
夫死亡時には毎月の収入から夫のこづかいや夫固有の支出を差し引いた金額が家庭の必要額になります。
また、夫に万一のことがあれば、夫が加入中の公的年金から遺族年金が支給されるので、その収入も考慮して、不足する分を民間の保険で準備することにより、現状の生活レベルを維持することができます。
また、夫死亡後も安定的に妻の収入が見込めるようなら、妻の収入も割り引いて考えます。
妻が万一の時は遺族年金が期待できないので、夫の収入だけでは不足する分を備えましょう。

各家庭の月々の収入や家族構成、加入中の公的保障によってそれぞれ必要な保障額は異なるため、その家庭ごとに必要となる金額を決めることがポイント。
(死亡時の一時的な支出)
万一の際にまずかかる費用として、葬儀代や残された家族の一時的な生活立て直し資金などがあります。
費用は地域によって異なりますが、一般的な一時的費用として以下のものが挙げられます。
■葬式費用例
葬儀社への支払い・寺院関係への支払い・香典返し・飲食・接待費・その他

■不足の事態の出費
生活立て直し資金
■その他
ローンなどの精算費用
生命保険の種類
生命保険の商品は数多くあり、その種類によって内容や保険料は異なりますが、実際に販売されているほとんどの生命保険は3つの基本形をベースにしてつくられています。
基本となる3つの形を理解しておくと、保険が分かりやすくなります。
※各タイプのイラストは保険期間と保障額の関係を表したイメージ図です。商品によっては下記タイプに当てはまらない場合もございますのでご了承ください。
定期保険タイプ

基本的に掛け捨てなので、保険料が安く済む半面、満期後に継続しようとすると、その年齢で計算されるので、保険料が高くなってしまいます。
終身保険タイプ

保障が途切れない半面、同じ保障額の場合、定期保険より保険料が高くなります。
保障が必要なくなって途中で解約すると、解約返戻金が返ってくるので、老後の生活資金や緊急予備資金の確保にも役立ちます。
養老保険タイプ

満期までに保険金の支払いがなかった場合、満期時に保障額と同等の保険金が受け取れます。
貯蓄性が高い半面、同じ保障額の場合、終身保険よりも保険料は高くなります。

また、しつこい勧誘、無理な押し付けは一切行っておりませんので、詳しくは保険相談のページをご覧ください。