3月11日の東北地方太平洋沖地震から、今日で1週間となりました。
私達の地域では、計画停電も中止となり、震度1程度の地震は続いていますが、今のところ殆ど影響がありません。テレビでは、通常の番組にほぼ戻っており、ニュースでは放射能の情報が多く流れるようになりました。
インターネットや携帯で安否情報の確認や呼びかけ、義捐金の受付についての情報が多く広がっていて、協力出来る事がたくさんあることに気づかされました。
その一方で、被災地で避難されている方々の現状が流れる機会が減ってしまっていることに、個人的には疑問を感じます。
私の自衛隊の友人が、相馬市に救命活動に行っております。
現地の状況を報告受ける度、テレビで見ているのはほんの1部であることを思い知らされます。
報告の1部抜粋でご紹介したいと思います。
【津波は本当に恐ろしいです。地震だけならよく建物に下敷きになってもチョットした隙間で助かったなんて話はよく聞いたりしますが、津波ではそんなことはまずないです。
あらゆる隙間に土砂が入り込みそんなスペースなんてモノはないです。
先日、片側2車線で左車線に車が何百台とならんでいました。この先に何が有るのかと思ったらガソリンスタンドでした。みんな車の中で厚着をしてスタンドが開くのを恐らく前日の夜から(相当冷え込みました)待っていたんだと思います。
そして何軒かのスーパーの前を通りましたが昨日は開店前から大行列だったのが今日は、誰もいませんでした。多分、昨日でほとんどの商品が売り切れたんだと思います。
コンビニもホトンドやってません。やってても雑誌やら雑貨だのが少しあるだけ、勿論スタンドも全て在庫切れでやってません。並んでいたスタンドだけが、なにかしらのガソリンや灯油の入荷があったんだと思います。
私も被災地に来るまでは、どこかTVの中の話の様な感覚が正直ありました。この被災地から離れれば離れるほど薄くなるグラデーション的な感覚は本当によくないと思いました。】
こちらの地域でも、南相馬市から被災者の方々が避難されてます。
避難所への物資の提供も今月いっぱい受け付けているそうなので、可能な限り精一杯の協力をしたいと心より思います。
こんな時に振り込め詐欺や、買い占めをされる人もいるようですが、どうか1人1人の心に少しでも善意が生まれ、助け合っていけるよう願うばかりです。